
English follows Japanese.
今回はSan Joseにあるコンベンションセンターにて6/20~22に行われたOffkaiと言われる
Vtuberやアニメ、コスプレなどのサブカルチャーのイベントへ参加してきましたのでそちらのレポートをします。
San Jose(サンノゼ)は、AmazonやマイクロソフトやApple、MetaなどのIT企業が集まるシリコンバレーと呼ばれる地域で私も13年振りくらいのサンノゼへの出張でした。
13年前は、当時は日本のゲームのパブリッシャーとして働いており、現地のパブリッシャーと提携をしアメリカでのリリース準備で出張した依頼です。とても懐かしく、シリコンバレーの良い感じの田舎具合が心地良いです。
西海岸は、日中は湿気もなく空気もカラッとしておりとても過ごしやすく、公園でまったりもできます。
ただ夜になると急に冷え込んでくるので、要注意。
今回の趣旨
今回のイベントではbondlive ENとして、スポンサーとしても参加させて頂き、フライヤーなどにも掲載してもらっており、
動画もかなり時間をかけて制作し、提出したのですが、結局一度も現地で見ることはできませんでした。
どこで流れてるのかもわからず仕舞いだったので、さすがに出す意味がないので来年は動画は出しません。
今回はIRIAM USのMeet&Greet(ミーグリ)にbondlive ENのメンバーも何名か参加させていただき、実際の現地の雰囲気や実際に私自身もファンとも少し触れ合わさせてもらいました。
ファンの方もたくさん来訪してミーグリを楽しんでくれたようでこちらも幸せな気分になりました。また、個人的に現地の雰囲気を体験させてもらって、自分の解像度を上げたいなという部分もあり、どんなマーケットなのか、熱量はあるのか、どんな人がこの産業を好きなのか、等を肌で感じることも目的としてありました。
IRIAM Meet&Greet(ミーグリ)参加

そして実際のミーグリでは、下記のメンバーが参加させてもらいました。みんな緊張もしてたようですが、総じて楽しんでたみたいで良かったです。これを日本で実現するにはどうしたらいいんだろうな…ともずっと考えてました。
私も実際に体験させてもらって、今まではテキストでしかコミュニケーション取れなかった人が実際に目の前でオンラインとはいえ1on1で話せるのは体験はかなり貴重な体験だと感じました。アイドルの握手会に近い感覚を少し覚えました。
来年あたりにでも日本でもできるよう動きたいと思います。
そして日本ではかなりタブー、ほぼあり得ないことなのですが、これはUSの文化なのか、ファンとライバーが現地で実際に会ったり写真を撮ったりするのはかなり衝撃的な光景でした。特に事務所として禁止もしておりませんが、その文化を尊重はするのですが個人的にはここの部分に関しては興味深いファン心理だなと…
日本のファンの中には、絶対に活動者の顔を見たくないと思ってる人も大勢いるかと思います。特にアイドル的な顔出しなしの活動者に対して、あくまで画面の中にいる活動者が好きなのであって、リアルの顔や体は見たくないと思うのが日本の文化なのかなと思っております。
もちろんアメリカでは一定のそういう心理もあるかと思いますが、両軸が存在するのはかなり興味深いですね。
ただ大手の事務所が実際のイベントで会うことを禁止や許容をしているのかはわかりませんし、今後USのバーチャル市場がさらに大きくなった時には自然とまた新しい慣習ができるのかなと思っており、それが実際に会う事を加速させる文化なのか、日本同様に絶対に一般向けには自分のリアルを出さないようになるかはわかりません。今回は実際に3名のbondlive所属ライバーと挨拶させてもらいました!日本でも実際に事務所に会いに来てくれる方も多くいるのですが、US側でも実際に挨拶させてもらって、色々話させてもらって、さらにUSへの解像度があがったように思います。
そして今回はIRIAM JPで活躍する事務所のRazzの方も何名か来ており、様々な議論もさせてもらいました。今回は海外のVTuberを日本に招待する様なプロジェクトを計画しているようで今後US関連で何か新しい取り組みなどができると良いなと思っております。

ファンの方にはワンチのキーホルダーやステッカーなどを見境なく配りまくりです。実際に我々の事は知らない人にも配りましたw
そして、中にはbondlive ENや私(社長)の事も知ってる方ももちろんいましたが、これをもっと拡大するためには、戦い方も変えていかないとなぁとも感じました。これはUSに限らず日本側も同じですが、狭く深いマーケットで勝っていくのか、広いマーケットに挑んでいくのか、ここは多くの事務所事業を営んでる企業にとっては課題なのだと思ってます。USの多くのVTuber事務所は中々苦戦している…とも話を聞きます。(真相はわかりません。)ただ、そうったい話が出てくるのですから難しいマーケットなのは間違いなく、USも日本と同じく大手の2事務所がEN VTuber分野でも圧倒しているのは確かなようです。

外ではコスプレの集まりも。
あまりコスプレに関しては精通してませんが、多くは日本のキャラクターばかりでした。TVではよく番組で日本のコスプレが人気だよみたいな番組がありますが、実際のアメリカのサンノゼまで日本の文化が浸透しているのは衝撃的ですね。
そしてイラストもよく見てみたのですが、日本の絵柄に良く似てます。10年以上前までは、日本の絵と、アメリカの絵は、かなり違いがあったのですが、昨今は 日本の絵寄りになってきて、あまり大差がなくなってきました。結構アジア系の人たちが書いているみたいで、クオリティもかなり高かったです。アメリカの絵柄がちょっと濃い目の塗りで、少しリアル寄りみたいなイメージはなくなり、日本のコミケのような雰囲気でした。
日本から発注する場合は、円安や日本の経済の影響で少し高く感じるのかなと思います。
改めて、USと日本の事務所”運営”の違いは何ですか?と問われたら、一人ひとり個性があるのでミクロで見ると違いはあります。ただマクロ的にはUSをメインで7ヶ月運営してみて個人的には「ほぼ違いはない」との回答になります。
私がUSに関して1つ言えることはManagement < Support に重きを置くことを意識してます。あまりManagementという言葉も使わないほうが良いのかなくらいに思ってます。
実際にマネジメントがきちんと不足なくできてるのであれば問題ないと思いますし、マネジメントを重要視して運営する事務所もあると思います。
日本人は集団的意識が高い、アメリカ人は個人意識が強いなど言われることもありますが、そんな事もあまり現時点では感じません。
文化形成の重要性
去年からAniliveやIRIAMがUSでリリースされ、YouTube、Twitch以外の誰でもすぐに配信活動がスタートできる配信アプリが出てきたのはとてもチャレンジングなことだと思います。現在我々は、IRIAM USにフォーカスして運営しておりますが、今までここまでカジュアルに配信ができるサービスがなかった(?)と思うので、そういった意味でまた新しい文化形成をしていかなければならず、文化を創っていくにはもちろん痛みも発生するわけです。
たくさん配信者を抱える方向にもなっていきますし、その中で残念ながらたくさん辞めていく人もいるでしょう。IRIAMで事務所事業を開始する企業も増えていくでしょう。そうするとまた、炎上する場面もあるかなと思いますが、文化を創っていくとはそういう事も含めて進めなければならないのだろうと思ってます。
今後の事務所運営
今回の学びとしては、USマーケットの解像度が少し上がったのと、英語学習大事です!これは冗談ではなく、何かしらの英語圏向け海外事業やるときに、たまに英語が話せなくても大丈夫!通訳がいれば問題ない!みたいな人がいるが、そんなことは本当に無い。自らコミュニケーションをとり、温度感を体感することがとても大事だと思っている。英語を理解して、自分の言葉で話せないと海外事業は無理。
日本の企業が世界から遅れをとってるのは言語の部分がかなり大きい。
以前に中国人韓国人日本人でミーティングをしたときに、中国人韓国人のひとたちは、ブロークン英語で意思疎通をしていたが、一報日本人はほぼ全く話さない場面に遭遇した。同じ日本人として情けないと思ったし自らの考えや意志を自分の言葉で言うことはとても大事ですね。
そして、今後しばらくは引き続き着実に1つ1つをこなしていくことにフォーカスします。
改善しなければ多々あるが、現時点では余裕を持たずに、Xのポストやコミュニケーション1つをとっても、丁寧に進めて土台作りをしていきたい。
来年はどうなるかわからないがまたOffkaiにこれるようにきちんと運営していきたい。
PS:ライバーから進められたTaco bellのBaja Blastとリスがいました。自動運転waymoも体験してきました。
- 公式 HP :https://bond-live.com/en/
- Offkai :https://www.offkaiexpo.com/
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